最近ではたくさんの炭酸水が売られていますね。
どんな種類があるのでしょう?
水の種類の違い
炭酸水の種類は、水の種類で大きく3種類に分けられます。
天然炭酸水
天然水炭酸水
人工炭酸水
天然炭酸水
取水地の水自体が炭酸水のものです。自然な炭酸水ってことですね。
ヨーロッパに多いタイプです。ヨーロッパの地域によっては、炭酸水から炭酸を抜いてミネラルウォーターが作られる場合もあります。
日本の天然水の多くは炭酸を含みません。一部国内の天然炭酸水もありますが、数が少なく高価です。そのため、国内に流通している多くの天然炭酸水は輸入品です。
味も炭酸の強さも、取水地によって変わります。ミネラル補給もできます。
天然水炭酸水
取水地の水自体は炭酸水ではなく、後から炭酸水に加工したものです。
自然の湧水に炭酸ガスを加えて作ります。
日本の天然水の多くは炭酸を含みません。取水後、炭酸を加えるこのタイプが多いです。
味は取水地の水によって変わりますが、炭酸の強さは人工的に加減されます。
ミネラル補給もできます。
人工炭酸水
湧水ではなく、人工的に生成した純水を炭酸水にしたものです。
純水を炭酸水にしているので、ミネラル分はありません。
純水のためミネラルウォーターのような風味はありません。炭酸の強さは加減されます。
水の硬度の違い
水は軟水と硬水があると聞いたことがありますか?
水の硬度の違いで区分されます。
硬度とは、水中のカルシウムとマグネシウムの合計含有量の指標です。
世界保健機関(WHO)基準値は1リットルあたり120mgです。
軟水
1リットルあたりのカルシウムとマグネシウムが120mg未満のものが軟水です。
日本の天然水も水道水も軟水です。
軟水はミネラル分が少ない分、味にクセがありません。
お茶を入れたり、だしをとったりするのに適しています。
日本人が一番の飲み慣れている水です。
硬水
1リットルあたりのカルシウムとマグネシウムが120mg以上のものが硬水です。
ヨーロッパの天然水に多いです。
硬水は硬度が上がれば上がるほど、ミネラルが多くなります。
ダイエットや、便秘解消、栄養補給に適しています。
日本人には馴染みがなく、味が苦手だったり、お腹が緩くなったりする場合もあります。
炭酸の強さ
炭酸の強弱は、好みがわかれるでしょうか。
炭酸の強さは、炭酸濃度で決まります。指数で表記したり、強炭酸・微炭酸の表記をしている商品もありますので、飲んでみて好みを見つけましょう。
強炭酸
ウイスキーなどを割るための炭酸水は、炭酸きつめがおすすめです。
ミネラルを多く含んだ水は、その成分によって炭酸を多く入れられません。
純水の炭酸水は、炭酸強めに作ることができます。
微炭酸
そのまま飲む用で、炭酸がきついのが苦手な方は微炭酸を選びましょう。
また、冷やさない方が、炭酸が弱くなります。